アルコール度数 : 52% 容量 : 700ml カスク: バーボン樽とシェリー樽を2樽ずつ計4樽バッティング 原産国 : スコットランド 地域 : スペイサイド -オフィシャルサイトより引用- 横浜で初開催となったウイスキーフェスティバルのフェス向けボトルです。 ニュアンスの異なる蒸溜所不明のスペイサイドモルト（同一蒸留所）のバーボン樽とシェリー樽を2樽ずつ計4樽バッティングしてバランスを整えました。 それぞれの原酒が調和しやすいよう、約55%アルコールの原酒に僅かに加水し、52%調整を行いました。 弊社では自社購入の樽をボトリングしてプライベートボトルの販売を行ってきましたが、今後を見据えてスコットランドのウェアハウスに、加水調整と複数樽のブレンド作業を初めて依頼してみた挑戦作です。 一度、各樽のカスクサンプルを取得し、日本国内に輸送後、様々なブレンドや加水比率を試行錯誤しました。 そして、現地不在でもトラブルの生じづらく、シンプルな依頼方法で美味しくする方法を検討してみました。 選択肢の限られた原酒ではありますが、結論として、4樽のバッティングと52%調整が非常に馴染む仕上がりでバランスがよく、かつスペイサイド地域のオフィシャルボトルのような香味と、オフィシャルにはあまりない52%のアルコールアタックの両立を図りました。 スペイサイド地域の蒸留所の特徴である華やかな甘さ、ノンピートの麦芽の甘み、蜂蜜のようなニュアンスがあり、余韻に粉末状にした砂糖やキャンディ、時間経過でメロンの皮、スパイシー、とろみのあるミントや香草の香りが出てきます。 派手さのある味ではありませんが、ご友人同士の会話や、映画鑑賞などのシチュエーションを邪魔しない、気が付けば自然と口に運びたくなるような普段使いに楽しいボトルになったと思っています。 ラベルにはTwitter(X)で知り合いましたリバッスさんに描いて頂きました。 シークレットスペイサイドということで、空に浮かぶ不可思議な蒸留所の絵柄と相まって冒険心をくすぐる面白い雰囲気のボトルに仕上がりました。 近年、ボトル金額も高騰しておりますので、気軽に抜栓して楽しむボトルとしてお手元に届けられましたら幸いです。